
耐火クロス
TOMBO™ No. 8300
耐火クロス
造船所、工事現場などでは、溶接・溶断時のスパッターやノロなどによって、絶えず火災の危険にさらされています。また、コンピュータなどの重要機器の損傷につながるケースも考えられます。当社の「耐火クロス」は、このような厳しい条件下に十分耐えられるように、開発された火花防止専用クロスです。
製品カテゴリー
断熱材常温~200℃~600℃~1500℃
産業分野
化学・石油化学石油精製・石油化学化学エネルギー(電気・ガス・熱供給)火力発電(石炭)火力発電(LNG)水素・アンモニアバイオマス発電・熱供給プラント住宅・非住宅ビル(非住宅)建築製鉄・非鉄金属製鉄プラント
特長
軽量で柔軟性があります。
加工性に優れています。
※個別設計の縫製加工品も対応可能ですのでご相談ください。
用途
溶断時のノロ飛散防止
機器の保護、養生
不燃カーテン
製品仕様・品質特性
TOMBO No. | 製品名 | コーティング | サイズ 厚さ×幅×長さ |
A種試験注1 | 質量 (g/m2) |
密度 (本/25mm) |
引張強さ (N/25mm) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タテ | ヨコ | タテ | ヨコ | ||||||
8300-S | 耐火クロスS | なし | 0.65t×810mm×25m | 発 炎:なし 貫通孔:なし |
625 | 54 | 40 | 403 | 377 |
8300-SW | 耐火クロスSW | あり (片面特殊樹脂) |
0.70t×810mm×25m | 発 炎:なし 貫通孔:なし |
670 | 54 | 40 | 1519 | 372 |
※当社測定の実測値であり規格値ではありません。
カーボン系クロスとの比較
試験体
「耐火クロスS」(当社製品)
「耐火クロスSW」クロス面(当社製品)
「耐火クロスSW」コーティング面(当社製品)
一般的に使用されているカーボン系クロス
試験条件、試験方法
JIS A 1323 A種同等
4種類の試験体にて、厚さ9mmの火花発生用鋼板を溶断した際に発生する火花の難燃性を評価。
判定基準
発炎および防火上有害な貫通孔がないこと。
試験結果
いずれの試験体も試験中(約48秒間)の発炎および防火上有害な貫通孔の発生なし。
ただし「一般的に使用されているカーボン系クロス」のみ溶断終了後の発炎を確認。
試験動画は以下のとおりです。
その他
- 「TOMBO」はニチアス(株)の登録商標です。
- ®が付された名称はニチアス(株)の登録商標です。
- ™が付された名称はニチアス(株)の商標です。