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建設現場の廃プラスチックを、OAフロア用部材として再利用する取り組みを開始しました

2025/11/10 お知らせ

 ニチアス株式会社(本社:東京都中央区、社長:亀津 克己 以下、当社)は、この度、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、社長:新村 達也、以下、清水建設㈱)との協業により、清水建設㈱の現場から排出される廃プラスチックをマテリアルリサイクル(注1)し、新築用建材の原材料として再利用する取り組みを開始しました。

 

 建設現場から排出される廃プラスチックは、他の廃棄物と混ざりやすく、高度な分別やリサイクルに向けた品質確保が難しいことから、焼却して熱エネルギーとして回収する「サーマルリサイクル」で処理されることが多い現状にあります。本取り組みは、清水建設㈱が持つ分別技術と、当社の製造ノウハウを組み合わせることで、「サーマルリサイクル」より環境負荷の小さいとされる「マテリアルリサイクル」を実現しました。

 

 本取り組みの初弾として、清水建設㈱の現場である「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」より排出、選別され、リサイクラー(再資源化事業者)により材料化された現場由来の廃プラスチック(ポリプロピレン)を当社が引き取り、当社OAフロア製品であるニチアス オメガフロア® (TOMBO™ No.6473)のフロア固定用部材(ロックセット)の原材料として再利用します。製品化された再生ロックセットは、清水建設㈱と構築したマテリアルリサイクルスキームに基づき、本年10月より約4万個のリサイクル部材を順次納入し、2フロア・約1万㎡分のOAフロア施工への活用を進めております。

 

 当社は今後も、資源の有効活用と環境負荷低減の両立を目指し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

(注1):廃棄物を原料として再利用するリサイクル方法のこと

 

「Site to Site」型のマテリアルリサイクルスキーム

※「Site to Site」型のマテリアルリサイクルスキームとは、建設現場で発生した廃棄物を再生して現場に戻す取り組みのことです。

清水建設㈱HPより抜粋