増し保温®工法(e'-AIM®(エコ-エイム)工法)
エアロジェル断熱材である「パイロジェル™ XTE」は、低熱伝導性、はっ水性、柔軟性などに優れた断熱材です。当社ではその優れた性能を活かした画期的な工法を開発し、地球環境保全に貢献しています。
特長
各種工場や発電所などの屋外で使われている保温材は、外装材の継目から浸入する雨水で配管が腐食したり、保温機能が低下してしまう問題が発生します。当社ではこのような課題をクリアした画期的な保温機能回復工法「増し保温」工法を開発しました。既設保温材を撤去することなく保温機能を回復・向上させることで、省エネルギー、廃棄物削減に貢献します。
- 省エネ対策
雨水浸入により失われた保温材の機能を回復させます。 - CUI対策
パイロジェル XTEのはっ水性によりCUI(配管外面腐食)の主要因である雨水の浸入をシャットアウトします。 - エコ対策
既設部分は取り外さずに施工するため、産業廃棄物の発生を抑制できます。
撤去費用がかからず、時間が短縮でき補修費用が大幅に削減できます。
施工概要
既設外装材にパイロジェル XTE取り付け
新規外装材取り付け
実際の効果
某化学工場の蒸気配管の場合、増し保温工法により放散熱量が大幅に減少しました。
増し保温工法 施工前
保温材
既設保温材 けい酸カルシウム保温材75mm
表面温度 40.5℃
放散熱量 269 W/m2
*周囲の温度 27℃
増し保温工法 施工後
保温材
既設保温材 けい酸カルシウム保温材75mm
+ パイロジェル XTE 10mm
表面温度 34.1℃
放散熱量 64 W/m 2
*周囲の温度 30℃
施工例
施工例1:蒸気配管
施工例2:蒸気配管
その他
®が付されている名称ははニチアス(株)の登録商標です。
「パイロジェル」 はAspen Aerogels, lnc. の製品および商標です。
関連情報
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既設含水保温材が乾燥する過程を映像でご覧ください。